第3章
便失禁診療の概論
3. 症状と診断方法

直腸バルーン感覚検査

直腸バルーン感覚検査とは直腸内にバルーンを入れて少しずつ膨らませながら、直腸の感覚を調べる検査である。

  • 最小感覚発現量
    基準値: 男性:35ml(SD:16)
    女性:35ml(SD:18)
  • 便意発現量
    基準値: 男性:77ml (SD:38)
    女性:66ml (SD:40)
  • 最大耐容量
    基準値: 男性:198ml (SD:65)
    女性:192ml (SD:66)


直腸バルーン
画像提供:自治医科大学 味村 俊樹 先生