第2章
SNM(仙骨神経刺激療法)の概要
3. 治療の流れ

治療効果の評価

試験刺激から刺激装置の本植込みに移行する際の効果判定は、次を参考に行う。

便失禁の場合

  • 術前と比較し、週の失禁回数が半減した場合

過活動膀胱の場合

  • 頻尿:
    術前と比較し、一日の排尿回数が半減または排尿頻度が通常(<8回/日)となった場合
  • 切迫性尿失禁:
    術前と比較し、一日の失禁回数が半減した場合

上記のいずれかが当てはまる場合をひとつの基準として、患者の満足度(QOLの向上)を含めた総合的な判断とする。